学業の試験も、測定の一種である。
この場合、二つの誤差を考慮しなければならない。
一つは、測定誤差で、
「問題の良し悪し」である。
良問では、生徒の学力がかなり正確に反映されると考えるのは自然
だろう。
二つ目は、
システム誤差である。
これは生徒個々の体調等による得点のばらつきである。
問題の良さを次の信頼性係数で定義するとしよう:
\begin{align*}
\mbox{
[信頼性係数]
}^2
=
\frac{\mbox{[システム誤差]}^2}{
\mbox{[システム誤差]}^2+\mbox{[測定誤差]}^2
}
\end{align*}
このとき、次の問題を考えたい:
\begin{align*}
\mbox{[信頼性係数]を如何に求めるか?
}
\end{align*}
この章では、この問題に答える。
この章は、次の論文の抜粋である。
この論文は、菊池耕士博士(熊本高専)に負う部分が多い。
$(\sharp):$
K. Kikuchi, S. Ishikawa,
"Psychological tests in Measurement Theory," Far east journal of theoretical statistics,} 32(1) 81-99, (2010)
ISSN: 0972-0863
Again recall that, $\S$1.1, 我々の目的は次図を主張することである:
17.0:アブストラクト:テストにおける信頼性(心理統計)
This web-site is the html version of "Linguistic Copehagen interpretation of quantum mechanics; Quantum language [Ver. 4]" (by Shiro Ishikawa; [home page] )
PDF download : KSTS/RR-18/002 (Research Report in Dept. Math, Keio Univ. 2018, 464 pages)